春は肝
春は五臓では”肝””木”の季節
春→芽が出る、新緑などのイメージからも湧きやすいが、昇長・生発・条達などの性質を持ち何かを始めるにはとても良い時期。
つまり伸び盛りの時期。
だが緑がニョキニョキと生え伸びるように制御役がいなければ半ば暴走気味になるこもとある。
人生に当てはめると幼少期、つまり子供の時期が肝に当たる。
子供は親の躾(しつけ)がなっていないと抑制が効かない。
肝に対しての親のしつけ・抑制役は相克関係の肺金に当たるがそれはまた別の時に。
個人的にはまさにこれから色々と始める予定で胸が躍っているがそれに倣い自制しつつ発展へ向けていく。
また「春になると変な人が多い」などの表現も良く聞くが
東洋医学では「肝は疏泄を司る」といい、現代的に言うと、情緒・ホルモンを始めとした色々なものを調節する機能を司る器官。
春の時期は一年で一番肝の要素が高まる時期なため、肝の過剰興奮により情緒に異常などを発することがよくあると言われている。
身近なところでは春にはホルモンが乱れやすくイライラしやすかったり、その影響でアトピー症状が強く出やすいタイプの人が多い。
思い当たるようなら肺を生かし肝を鎮めるために、ストレスが溜まっていると感じたならば深呼吸。
肝が興奮状態だと体も緊張してくるため体も伸ばしてストレッチストレッチ。
少しのことでも日々の積み重なりが体を作る。
話題性でいうと元(?)イチローも少しニュアンスは違うけど
少しずつの努力でしか自分を変えていけない、越えていけない
と言っていたけど健康もまさにそういうことだと思う。あやかってしまって申し訳ない。
イチローも技術はもちろんだけど健康・怪我という面でも偉人だった。
青森ではまだまだ雪がチラつくどころか積もる日も見られる昨今だが、陽気が高ぶってきてそろそろ公園の雪も溶けきりそう。
年度の変わった今、ウォーキングなどの運動やストレッチなどを始めていきませんか?
(冒頭で意気揚々と手元にあった五臓色体表を貼ったものの肝心の春を含む季節がどこにも書いていないのでびっくらこっくら・・・)